暑い日本と涼しいアフリカ

一昔前は暑い国といったら、中東やアフリカ、タイ、フィリピンなど東南アジアのイメージでした。いつの頃からでしょう。むしろ日本のほうが熱い、ということになってきました。ルワンダの首都は1200m前後でケニアナイロビも同様だったと思います。ですから、大変快適です。日中は25度前後、朝晩は10度近くまで下がります。20年ほど前、来日するアフリカ人がなぜコートを持っていたのか不思議でした。今ではよく理解できます。車はクーラーなしでOKです。事務所もほとんどクーラーは不要です。

しかし、マラウィでのこと、山岳部は涼しいのですが平地で湖畔に降りてくると途端に蒸し暑くなったことを思い出します。そして、影は大変小さいことに驚きました。太陽はほぼ真上に来たからでした。夜は空一杯の星空でした。きれいだったなあ。

しばらく前のこと。何かの統計で、いづれ東京はエティオピアと同じ気温になるとの予想がありました。標高の違いはありますが、既にエティオピアより8月の平均気温は高いのではないでしょうか。すると、日本でもコーヒー栽培が可能になるかもしれません。一日の寒暖差と標高と雨量、火山灰地がキーであるそうです。日本は火山国で雨量も豊富です。現在はコーヒーの木が冬は越せないことと思いますが、いづれは??と思ったりもします。が、もし寒い冬のない日本になるようでしたら、どんな世界になっているのでしょう。近年は新年の頃まで紅葉落葉が続いているように感じます。